顧客インタビュー【齋藤様】
2024年08月31日 在留申請全般
顧客インタビュー【齋藤様】

「ネイティブでなくても、英語で伝える力を大事にしたい」
齋藤 浩史(Hiroshi JB SAITO)先生へのインタビューの概要(2023年)
今回、弊社代表のMBA課程での恩師でありクライアントでもある齋藤先生に、法人設立後の今後の事業への想いをインタビューしました。
先生自身、昔、俳優になるために渡米し、その後ゴールドマンサックスでご活躍されるなかで多くのご苦労があったようです。その後、現在、谷島が在籍していたマサチューセッツ州立大学(UMass)のMBAプログラムで日本人向けクラスの講師をなさっています。
ご自身の単身渡米でご苦労をされた経験を活かすことで、日本の英語力向上に係る課題解決に貢献できる事業であることに間違いありません。
Profile:齋藤 浩史(Hiroshi JB SAITO)
マサチューセッツ州立大学MBA講師 (Executive Faculty)
上智大学博士課程前期課程修了
英国国立バーミンガム大学MBA取得
著書:「GAFAの決算書(かんき出版)」、「伝わる英語プレゼン(中央経済社)」他多数
インタビュー
谷島:今回、法人設立おめでとうございます。
齋藤:こちらこそ、いろいろお世話になりました。ありがとうございます。
谷島:中長期的に見て御社は今後どんな事業の計画や方向性で進んでいくのでしょう?
齋藤:えっと、まずはやはり短期的には一人でしなくちゃいけないですけれども、多くの外国人と一緒に仕事したいなと思っていて。どんな仕事かと言うと、英語をしゃべる外国人とか、それを広げていきたい。
人に伝える力って、多分今後もすごく必要になってきて、AIではなくてその自分の言葉で喋れること。そういう伝える力みたいなものっていうのを、外国人の力を借りて日本人へどんどん伝えていくっていう風なビジネスはしてきたい。
でも今一人でやっていてパートナーも一人しかいないので、やっぱりいっぱいになっちゃうんですよね。で、それはやはり僕のビジネスを分かっている日本人と。それとあと海外のパートナーと一緒に組んでもらって。
で、多くの人たちに、その伝える力というか、英語で伝える力ってどんなものなのかっていうのを知ってもらいたいなというのが、中長期的な大きな目標です。
やっぱりその会社ごとにそのまあ海外へ出なくちゃいけない。そのいわゆる予備軍というか、そういう人たちに教育をしていく。そういう人たちにもっともっと伝える力っていうのを持って海外へ出てもらいたいと思っています。
谷島:そうですね。日本にいても、もう英語なしでやっぱり成り立たない仕事って増えているんですよね。
齋藤:そう、本当にそうです。言ってみれば、外国人がいきなり入ってきて。でビジネスやらなくちゃいけない。まあ黒船が入ってきたみたいな感じになっています。
じゃあ片言の英語でいいんですかって。僕は片言の英語でもいいから、むしろちゃんと伝える順番っていうのをしっかり持って行った方がいいと。どうしても日本人の場合だと、その英語の教育が文法とかボキャブラリーに頼らなくちゃいけないんだけども、ボキャブラリーとかよりも文法ってある意味、「短文だったら伝統ってそんな気になる?」っていう風に、僕すごく思っていて。
日本人の人たちってどこかしらで長文をつかわなくちゃいけないって心の中に持っていて。それが多分、日本人の英語がダメで、ずっとずっとダメな理由なんだと思っているんですよ。なんでそれを短文で切りなさいで、それでこうずっとつなげていくようなことをする必要があるのか?その代わりやっぱり使える順番とかそんなことを気にして、頭の中にインプットしてもらいたい。それを強く願っています。それをものすごくやりたいです。
だから、ある意味変な言い方をすると、国は全部こう英語ネイティブでやりなさいっていうのに、少しアンチテーゼ的であったり、それと反対のことやらないと、今後同じようなまあ同じ結果を繰り返すという。
それをやっぱり伝えていきたいなあっていうのが、僕の設立に込めた思いがあります。
谷島:シンプルに言うと、伝える力を大事に、それをバリューとするということですね。
齋藤:やっぱり、社長の言葉を聞きたいって絶対思っているはずだし、そのAIとか使えるから、何でもAIでやりたいって言ってもいいんだけど、やっぱりトップとか上に立つ人たちは自分の言葉で喋らないとだめですよね。
絶対。だから、僕はその外国に行く人たちとかは、やっぱこう幹部候補であってほしいという思いがあるし。
谷島:確かにそうですね。
齋藤:やっぱりそのCEOとかCOO、CFOの人たちは自分の言葉で。 お客さんであったり、人って聞きたいじゃないですか。それを変えた声なんて、AIに変換した声なんてあんまり聞きたくないわけですよ。
やっぱりそこは最後の一言でも二言三言でもいい、もう強いその言葉を出せるような。【人を育てる】、これは僕の今後10年、20年かけてやっていきたい課題です。70歳ぐらいになってしまうけど、本当に少しでもそこを変えていきたい。
谷島:それがやっぱりご自身がアメリカでの苦労の中で必要なものだったんですね。
齋藤:本当そうです。私自身としては、まあ自分がもともと俳優やりたいと思ってアメリカに行きました。で、俳優になれなかったけれども、まぁそこで学んだことって、もともとは英語って結構楽だなってすごく思ったんですよ。なんでかっていうと、結構覚えれば、なかなかちゃんとラリーができるんじゃないのっていうふうに思ったんですよ。でも、実践もやってみるとラリーはできないんですよ。なぜかというと既に決まったセリフがあるからです。
こうしてみると相手がこうしてくれるっていうのをある程度期待できるから、それが話せた。でも、実はゴールドマンサックスの後に気づいたことっていうのがあって自分に予想外のこと。握手もリアクションもかえし方も全部、自分の予想と違うことがかえってくるんだって。そう考えたときに、全部覚えちゃだめだ。こんなことやってたらいつまでたっても成長なんかできやしないと思って。
ある程度、自分の中でその伝えるところだけは、これだけは伝えて。そこを考えて、今のいわゆるビジネスモデルみたいなものを考えたというか、教えないってことでコンテンツを考えるようになったっていうことですね。うん。今までの経験で本当に深みがある。やっぱりあのすごく遠回りしたけれども、やっぱすごく良かったと思うんです。それで僕の言葉を言うと、だいたいみんな納得するし、だいたいみんなこうプレゼンテーションしてもらう。
でも、日本語でも英語でも。全部書いたものをある程度記憶してやるじゃないですか。あれ、大事だと思うんだけど、これって俳優のときと同じなんですよ。絶対にあの汎用的にならないというか、ここで形が決まっちゃうから。じゃなくて、もっとスカスカでいいから自分が話す流れをちゃんとしっかり持つっていうのは大事だよなと思って。で、そこをやっぱりずっと教えてきて、今後はそれをもっともっと横展開していくというか大きくして行きたいなというふうに思っています。まあ徐々に大きくなっているんで。
谷島:横展開してどんどん大きくして行くために、どのような取り組みをされていますか?
齋藤:それが自分と同じ考えを持ってくれる人が、なかなか。そんなに簡単に見つかると思わなくて、僕も。自分の思いだけを入れちゃまずいかなと思ってるんですよ。
ただ、ここ数年の短期的なものは、僕自身が今の思いをぶつけてわかる数少数精鋭の人たちを集める。僕のスピリッツをちゃんと理解してくれる少数精鋭の人たちを集めるまあ、日本人であり外国人であり、それを集めでそこからまあ少しずつ柔らかくしていかないと、多分多くの人たちに伝わっていないので、徐々に徐々にそれを簡素化しながら横展開していくっていう。そういう思いがあります。
まあ、私と同じ考えを持ってる人たちをすぐここ数年で見つけてである程度、その企業幹部の人たちにどんどん教えて。私は私で、その今の現在やっている事業を法人化して。で、その法人化した後には、僕は今度はエグゼクティブCEOとかCFOとかに直接教えに行きますってコンシェルジュサービスをやっていこうかなと言うふうに思っています。
そうすると、まあ、なんでそれがいいかっていうと、やっぱりCEOとかCFOって影響力もすごく多いと思うんです。なので、そういう人たちが口コミであの出してくれるということは、日本全体のビジネスを動かしてる人が、英語教育はこうあるべきだよね、そして普通の今までやってた日本教育いいんだけども、こうやってもいいよねっていう一つのオプションを作れるかなって思うんですよね。
日本で今までやってきたことは、ネイティブばっかりを使ってでやっていく。でも、やっぱそれが果たしてあのずっとできるものなのかと思いますかっていうと、僕はちょっとまだ疑わしい。うん。 なんでそこをやっぱり? もう一つのオプションにしてあげる。例えばホテルだったら、どっか旅行行く時必ず旅行代理店を使っていたものが、エアビーアンドビーを使えるようになったとか。このオプションの一つになりたいです。
ウーバーが今まではデリバリーだったとか、ウーバーみたいな形になったとか、一つのオプションだと。 そうしないと、おそらく今まで同じような事やって本当にできたんですかっていうと、まあそこまでできたと僕は思っていなくて。で、僕も同じような轍を踏んで失敗して、じゃあこれはちょっと違うぞと。 本当のガチで。
プレゼンとか外国人とやり合うっていうのはそれじゃできないんだなあとやっぱり分かったんで。そこの部分はやっぱりみんなに伝えていかなきゃいけないなと。それが多分オプションになると思います。
谷島:なるほど。 重要なオプションですね。
齋藤:まあ、インパクトのあるオプションとして、日本企業に本当に行きたいですね。 でもやっぱわかってくれる超一流企業がもう導入してくれているんで。なんであのそこからもっと口コミが行けばいいかなと思うんですけど、まだCEOレベルにいってないので、やっぱこう信用レベルで、まあ、そのすごく超大手じゃなくてもいいんですけど、まあ、そこからこう、徐々に徐々に。
僕が顔になって、CEOの人たちが横展開してくれると、やっぱこう下にこの教育をしろよっていうふうにいってくれるから、そこをやっぱりここ数年でやって。それで、多分一人じゃ回らなくなるから、それを徐々にこう同じスピリットを持ってる人間で。 伸ばしていくっていうのが、まあ、僕のビジネスモデルとして考えていることです。
谷島:そうするとスピリットが同じ人が、斎藤先生だけではなく、それを横展開するために必要なリソースはありますか?CEOレベルで、いろんな企業に対してそれを行っていくということですよね。
齋藤:おっしゃる通りです。まあ、でもいろんな企業と言ってもやっぱりね。やっぱビジネス的にMBA的に言うと、そこは今、直近やらなくちゃいけない。海外に出なくちゃいけないっていう企業は当然狙ってるんです。逆に、あまり今必要ないところに影響していこうとは思わないですし。
谷島:これからが楽しみですね。今日は色々聞かせていただいてありがとうございました。
齋藤:こちらこそありがとうございました。これからもよろしくお願いします。
CATEGORY
この記事の監修者
「在留申請全般」関連で人気のコラム
まだデータがありません。